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フランスのとあるホテルの一室。真っ暗な部屋の中で、足を上げ、天井を見つめながら横になる満身創痍のウィリアム・クラーク。鼻と耳の穴はホコリまみれ。なんとか、眠りに就こうとしている。ウィリアムは257km(パヴェ区間55km)を自転車で走り抜けた。平均時速43.9km/h、タイムは5時間50分48秒、平均出力290ワット。疲れ果て、天井を見つめ、目を閉じ、レースを思い返している。逃げをうった瞬間。パディ・ベヴィンとともに、集団に飲み込まれる前に20分400ワットの出力で先頭集団を抜け出した瞬間。目の前で起きた落車で一瞬止まったこと。天候は最低気温20℃、やや追い風。乾いた石畳の道、そしてホコリ。

なかなか眠りに就くことができない。

ウィリアムは「レース後は、どうだったとか、こうすれば、ああすれば良かったとか色々考える」と語る。彼のチームメイトであるセバスティアン・ラングフェルドは、春のクラシックワンデーレース、パリ〜ルーベ(別名「北の地獄」、「クラシックの女王」)の第115回大会で3位となった。ウィリアムはその9分遅れで集団ゴール。満身創痍で目は乾ききっていた。パリ~ルーベの次の日は時速20km程度を数時間走るのがやっとで、数日間は体の痛みが続く。彼は「好きでやっている」と語る。「レースもトレーニングも大好き。レースに勝てるのなら何でもするよ。いつまでできるかはわからないけどね。」

ウィリアムは現在、32歳。自転車選手として10年が経ち、プロとして8シーズン目を迎える。2016年、5勝を上げたが、まだベストシーズンではない。今年はグランツアー出場を目指す。さらに上の成績を目標とし、キャリアを終えるまでに出たいレースを1つ1つクリアしている。子供の頃、水泳とランニングで鍛えながら、400mと800mの選手として陸上競技に励み、自国オーストラリアのトップレベルの選手にまで成長したが、ランニングによる疲労骨折で、10代後半から20代前半にかけて苦しむことになる。その時、自転車競技をしている友人が何人かいて、レースを観戦するようになる。そして、自分の自転車を買ったことをきっかけに自転車へのめり込んでいった。22歳で初めて自転車レースに参加し、草レースからトップレベルにまでカテゴリーをあげ、その後ベルギーに渡りさらなる成長を遂げた。

彼は「それほど若くないよ」と言いながらも「昨年は結果を出せたし、まだ成長してるけどね」と語る。現在ウィリアムは、プロキャリア5番目のチーム「キャノンデール・ドラパック」に所属している。「今年もまたチャンス」と語るように、 2017年、ミラノ〜サンレモとスヘルデプライス、次いでパリ〜ルーベに参戦し、華々しいモニュメントへの2度目の参戦を果たした。

パリ〜ルーベで、ウィリアムは、まだ知られていないマシンを使った。ディスクブレーキとDi2を装備した、キャノンデールSYNAPSE最新バージョン。この自転車は、でこぼこ道、つまり29箇所のパヴェセクション(石畳)での疲労を軽減するSAVEマイクロサスペンションを採用した設計。「石畳でもスピードを落とさず快適に走れた。おかげでプロトンの先頭に付けることができた」と語る。フレームも「柔らかすぎない、剛性のある自転車が好き」と語るウィリアムの好みに合っていた。もちろん「快適さも重要」。ボトルケージの内側にはグリップテープを巻いたパリ〜ルーベ仕様。「ボトルを失くしたらしばらく水分補給ができないからね」

「この自転車をずっとキープできれば」と切望していたが、レース後すぐに手放さなければならなかった。次の日からバイクは、SUPERSIX EVOディスクに変わったが、SYNAPSEは彼の望むライディングに応える。「極端な山道のないヒルクライムが好き。アップダウンも平坦な道もある、適度に起伏がある道がいい。都心から離れて、自然に囲まれた静かな道を走るのが好き。」どこを行ってもそんな道が広がるスペイン・ジローナで1年のほとんどを過ごす。マウンテンバイクに乗ったり、グラベルロードなど、オフロードに繰り出すこともある。「SYNAPSEでトレーニングできたら最高だろうね」と物欲しそうに語る。「本当に最高の自転車だった。」

2013年パリ〜ルーベに初参戦したときと比べ、今年のウィリアムは強いレースをしている。果敢にチャレンジし、優勝は逃すものの、力は十分に見せた。クラシックレースは、数日に渡り行われるステージレースを凝縮した拷問のような厳しい戦いになる。「止まって休むのは自由」とウィリアムは語る。「間違いなく、これまでに経験した中で最も過酷なレースの1つだった。」最後まで誰が勝つか分からない大接戦となったレースは、コースレコードで決まった。「最後まで全力疾走だった。」

レースの後の夜は、快適なベッドに入って目を閉じれば、すぐに眠りにつくだろうと思うかもしれない。しかし、全身ホコリだらけ、満身創痍のウィリアムは、天井を見つめながら、パリからルーベまでの自転車の旅の数多くの瞬間を振り返っていた。素晴らしいレース、素晴らしい自転車だった。しかし、フィニッシュラインからベッドでの静寂に至るまでのわずか数時間、彼の心や体ではレースは始まったばかりだった。レース後の数日間はホコリで咳き込んでいた。

The All-New 
 Synapse

忘れることのできない1日のために。新型SYNAPSEは、全てを忘れて一日中乗っていられるフレーム設計です。多くのリクエストにお応えする懐の広さと深さ。不快な振動だけを取り除き、ライダーを乗る喜びから守ってくれる。まるで、サスペンションが搭載されているかのような乗り心地。これこそが、エンデュランスライドであり、新型SYNAPSEこそが真のエンデュランスマシンなのです。

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