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「上りは大好きなんだ。こうして、またツールを走ることができて本当に嬉しいし、今日は本当にうまくいったね。」
もっとも重要な自転車レースの一つであるクリテリウム・デュ・ドーフィネは、フランス南東部の美しい田園地帯で行われる数日間にわたるレース。ツール・ド・フランスの優勝者を占なうこのプロツアーレースは、今年8月中旬に開催され、厳しく激しい5日間のレースが繰り広げられました。さて、誰が優勝したのでしょうか? EF Pro Cycling所属の若いダニエル・フェリッペ・マルティネス(コロンビア)の逆転総合優勝でレースは幕を閉じました。最後まで誰が勝つか分からない激しい戦いでした。それでは、彼がどのように優勝したのかをご覧ください。
「1週目はあまりうまくいかなかった。落車の影響が残っていて、良い感覚がなかったんだ。でも、ステージ優勝するんだ、という気持ちで走り続けていたし、今日それが叶ったんだ! 今日は、本当に頑張ったと言える。ボーラの2人と一緒だったから気は抜けなかった。でも、少し苦しそうに見えたから『勝てる!』」 – ダニエル・マルティネス
7つのカテゴリー山岳を含む191kmにおよぶ中央山塊のステージ。EFプロサイクリングのクライマーたちが一丸となりダニエル・マルティネスのステージ優勝を成し遂げました。
EFチームは逃げ集団に、ダニエル・マルティネス(コロンビア)、ツール初出場のヒュー・カーシー(イギリス)とニールソン・パウレス(アメリカ)の3人を送り込むことに成功。レース後半、パウレスがSuperSix EVOを巧みに操縦し、見事なダウンヒルで先行。しかし、そのアドバンテージも最後から2つ目の山岳でライバルたちに吸収されてしまう。しかし、チームメイトのマルティネスが最後の急な上り・ピュイマリーでついに単独トップに立つことに成功。
最後の数キロ、ボーラ・ハンスグローエの2人が果敢に攻撃を仕掛けてくるなか、マルティネスはスプリントで前へ出る。その瞬間、エキサイティングなステージが終わりを告げ、優勝が彼の手へと渡ったのです。
「上りは大好きなんだ。こうして、またツールを走ることができて本当に嬉しいし、今日は本当にうまくいったね。」
「1週目はあまりうまくいかなかった。落車の影響が残っていて、良い感覚がなかったんだ。でも、ステージ優勝するんだ、という気持ちで走り続けていたし、今日それが叶ったんだ! 今日は、本当に頑張ったと言える。ボーラの2人と一緒だったから気は抜けなかった。でも、少し苦しそうに見えたから『勝てる!』と確信して踏み続けた。それが今日の結果だ。