Waves: The Backyard Sessions
世界中がロックダウンしたとき、ダートを走りたくなったらどうしますか? 自分で作ってみるのはどうでしょう? ジョッシュ・ブライスランドとWavesチームが、その方法を教えてくれます。
ラットボーイと呼ばれるジョッシュ・ブライスランドは、ダウンヒルワールドカップのトップライダー。でも今は、表彰台を目指す代わりに、もっとシンプルにバイクを楽しむ方法を思案中。レーサーとしての人生から、自分の好きな道を目指し始めていました。ジョッシュは、カッコよくスタイルな仲間を集め、Wavesチームを結成。
彼らの仕事はマウンテンバイクに乗ること。しかし、この世界的なパンデミックにより、どこへも行けなくてなってしまいました。もし、こんな状況になったら、あなたならどうしますか? 山へ行けないなら、自分の庭に山を作ればいい。あとは成り行きに任せよう!
The Gully
「ロックダウンになってから、プランを考えたんだ。必要なものはすべて揃っているし、とりあえずパンプトラックを作り始めたんだ。5週間後にはジャンプセクションも完成。ロックダウン中も充実した時間を過ごせたね!」
– ジョッシュ・ブライスランド
裏庭でパンプトラックを作るというインスピレーションはどこから生まれたのでしょうか? チームと一緒に世界中を旅するジョッシュは、誰も見つけていないローカルのパンプトラックを探すのも大好き。ここは人目につかない、簡単に見つけられない場所。このトラックは「NO DIG NO RIDE」というルール。つまり、自分が開けてしまった穴は、自分でなすこと。また、トラックを水で濡らすこともNG。このような努力とエネルギーがあれば、世界中のどこでも最高の体験が可能。
ワールドカップレース経験のあるジョッシュは、このフリースタイルでバイクの新しい世界を発見。ポルトガル、ドイツ、アメリカ東海岸などを旅し、さまざまなアンダーグラウンドのトラックを走り、とてもユニークな雰囲気を体験。彼は旅をしながら、どんな場所で、どんなトラックが作られているのかを見て、いろいろ学んできました。山を最大限に活かし、小峡谷、森でフロートレイルや高く飛べるダートジャンプを作り、猛スピードでコーナーを駆け抜ける最高のライド。こういった経験すべてがWavesチームを前進させ、現在のマウンテンバイキングの大切な原動力となっています。
「経験から学ぶ」という姿勢と強いモチベーションで、ジョッシュはロックダウン中、時間を費やし、自然の小峡谷をパンプトラックに変えました。最初は絶え間ない嵐や雨に悩まされ、その後は季節外れの乾燥したほこりの多い日が続きました。そのあとは日照り続きへと変わったため、トレイルを作るのは簡単ではありませんでした。しかも、このトレイルが楽しいものになるかどうかも分かりませんでした。しかし、このプロジェクトを完成させると決めたジョッシュは、夢のトラックを作り続けました。この経験は、ダウンヒルワールドカップのトレーニング、集中力、華やかさとは一味違います。
山へ行けないなら、自分の庭に山を作ればいい。あとは成り行きに任せよう!
イギリスでロックダウンが解除され、Wavesのメンバーが再集結。ライダーはそれぞれ独自のスタイルを持っています。パーフェクトなジャンプをメイクしたり、腕試しのラインを走ったりと、それぞれ最高に楽しい時間を過ごしました。ジョッシュ、マックス・ネルーカー、サム・コファノ、サム・デイブ・ホッケンハルが集まり、パンデミックが始まって以来、初めての素晴らしいセッションがあります。どんなライドができるか、これからが楽しみです!
Jibbing – verb. ji·buhng. A term originating from snowboarding used to describe the action of jumping or riding on objects.
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