Jackson in Action
風、雨、落車の連続。混迷を極めたレース展開のなか、アリソン・ジャクソンが、ラ・ブエルタ・フェメニーナ2024第2ステージ優勝をつかみ取りました。
ちなみに、ステージ優勝を飾った4月29日は、国際ダンスデーでした。
ラ・ブエルタ・フェメニーナ第2ステージは、コース後半に3級山岳が一つある平坦ステージ。アリソン・ジャクソンは、来たる瞬間のために準備を整えていました。
フィニッシュ地点モンコファまで残り5km、午前中の雨で路面はウェット、熱狂的なペースと連続するコーナーやロータリーが相まって、いくつもの落車が発生。決して安全とは言えず、誰が先にゴールするのか予想もつかない展開となりました。
しかし、ジャクソンをはじめとするEFエデュケーション・キャノンデールチームは、LAB71スーパーシックスエボに乗り、慎重にラインとタイミングを見定めていました。フィニッシュラインまで残り200メートル。約40人の先頭集団が再びペースを上げ、騒乱の中で生まれたギャップはすべて無くなっていました。
ジャクソンはギアを上げフォークナーを振り切りました。ライバルのカタブランカ・ヴァシュ(SDワークス・プロタイム)とカーリーン・スウィンケルス(UAEチームADQ)もいい動きを見せましたが、ジャクソンのスプリントには一歩及びませんでした。
フィニッシュ後、ジャクソンは自転車から飛び降り、チームメイトに腕を回し、また別のチームメイト、さらに別のチームメイトに腕を回し、興奮した様子で飛び跳ねながらライバルにさえ抱きついて喜びを爆発させました。彼女のトレードマークとも言えるダンスパフォーマンスは、表彰台の上でも続きました。彼女のトレードマークとも言えるダンスパフォーマンスは、表彰台の上でも続きました。
レース後のインタビューでジャクソンは、「チームメイトは最初から最後まで、私をサポートしてくれた。ちょっと残念な結果に終わってしまったスプリングクラシックだったけれど、自分でコントロールできることは自分でしかできない。チームはどんどんまとまってきているし、ブエルタでは優勝するために何でもするつもりだった。チームスタッフそしてライダー全員が私を信じてくれた。ブエルタでの勝利は、私のキャリアノートに書ける素晴らしいものになったよ。」と応えていました。