Road Bike Buying Guide
自分に最適なキャノンデールのロードバイクが分からない方は、本購入ガイドをお読みください。
キャノンデールはロードサイクリストのあらゆるライドを向上させることに50年以上注力してきました。一方、その50年間で “ロードバイク” という単語は多様なタイプのバイクを指すようになっています。ですので、どのようなタイプのバイクが存在し、それぞれが自分の好みのライディングとどう関係しているのかを理解することが重要になってきています。本購入ガイドはまさにその助けになるものです。読み進めれば、あなたのサイクリング・アドベンチャーに最適なバイクが理解できるようになるでしょう。
ロードバイクの主な特徴
“ロードバイク” とはレクリエーション、ツーリング、トレーニング、レースのために道路を走行することを念頭に置いてデザインされた自転車を指します。しかしながら、この “道路” が意味するのは舗装路だけではありません。なぜなら、世の中にはまだ誰も知らない素晴らしいグラベルやダートが無数にあるからです。だからこそ、キャノンデールは最速のレースバイクから最高の対応力を誇るグラベルロード、Eロードバイクまでの多種多様なロードバイクを製造しているのです。しかしながら、ロードバイクの各カテゴリーには下記のような簡単に見つけられる共通点がいくつか存在します:
ドロップハンドルバー
最も簡単なロードバイクの見分け方のひとつが「ハンドルバーを見る」です。ハンドルバーが曲がりくねった “ドロップ” タイプなら、そのバイクはまずロードバイクです。ドロップハンドルバーは様々な握り方が可能で、上半身を起こした楽な姿勢から上半身を低くして空気抵抗を減らす姿勢までを自由に切り替えられるためライディング全体が向上します。基本的にロードバイクでは他のバイクよりも低くてアグレッシブなライディングポジションを取ります。
道路やサイクリングロードを走るのが好きで、フラットまたはアップライトなハンドルバーのバイクに乗りたい方はフィットネス、アーバン、電動バイクなどのラインナップが用意されている アクティブバイクをご覧ください。
軽量性
ロードバイクの主な特徴のひとつが軽量性です。その軽さは高質な軽量アルミニウムあるいはカーボンフレーム、ホイール、コンポーネントを組み合わせることで実現されています。同価格帯のマウンテンバイクやフィットネスバイク、アーバンバイクと比較するとロードバイクは最も軽量で、力を軽く入れるだけで高速ライドが楽しめます。
細くて速いタイヤ
ロードバイクは他のバイクよりも細いタイヤを装着しています。舗装路でのライドが想定されているレース / エンデュランスバイクはスリック(トレッドなし)またはトレッドが軽く入った25mm〜35mmのタイヤを装着することで舗装路でのスピードとコーナーリングのグリップを最大限得ています。グラベルロードバイクは35mm〜45mmのトレッドタイヤを装着することで滑りやすいグラベルでの走破性を高めています。基本的にタイヤは幅が広くて口径が大きいほど快適性が高まりますが、その分だけスピードが犠牲になります。
ロードバイク購入前に考えておきたいこと
どこを走りたいですか?
ライディングのシチュエーションを想定してみましょう。舗装路を思い切り飛ばしたい方にはハイパフォーマンスな レースバイク が最適でしょう。スピードよりもロングライドでの快適性を重視したい方にはエンデュランスバイクがおすすめです。また、舗装路、草地、泥、踏み固められたトレイルを組み合わせた高速ライドやシクロクロスのレースを楽しみたい方は シクロクロスバイク、グラベルでのレースやライディングを求めている方ならノブが多いワイドタイヤを装着した グラベルロードバイク をお試しください。電動アシストのアドバンテージを感じながら様々な路面を走りたい方には Eロードバイク が良いでしょう。
予算はどのくらいですか?
最高級のパフォーマンスロードバイクの価格は約150,000円前後から2,000,000円以上もするバイクまでと幅広いため、購入前に予算を組んでおくことが重要です。基本的にロードバイクは価格が高いほど軽くなり、レスポンスが良くなります。また、よりスムーズに操作できるハイエンドなコンポーネントが装着されるようになります。さらに、価格が高くなるにつれてアルミニウムフレームの代わりにより軽量でパフォーマンスに優れているカーボンフレームが採用されるようになります。尚、あなたが望むライディングがどのようなものでも、ヘルメット、シューズ、ウェア、ポンプ、その他の修理・メンテナンスアイテムの費用を含めて予算を組むようにしてください。
どこを頻繁に走りますか?
あなたが望むすべてのライディングをバイク1台でカバーしたい場合は、最も頻繁に楽しみたいライディングのタイプと路面について考えることが重要です。たとえば、レースバイクをクロスオーバーグラベルバイクとして使用するのは難しいですが、エンデュランスバイクなら比較的滑らかなグラベルに対応できますし、舗装路でのロードレースにも十分対応できます。
バイクを複数台所有していて、さらにもう1台増やそうとしている方はもう少し具体的なアプローチでバイクを選べるかもしれませんが、いずれにせよ、新たなバイクを購入する前にそれをどこでどのように使用したいのかについて慎重に考えておいて損はありません。
快適な乗り心地を重視していますか?
レースバイクとは異なり、 エンデュランスバイク はあらゆる走行距離での快適性と視界を向上させるためにライディングポジションがややアップライト(垂直)になっています。快適性と汎用性を高いレベルで両立させたい方はグラベルロードバイクをご覧ください。よりスムーズに回転する大型タイヤが装着可能で、革新的なサスペンションオプションも用意されているため、多種多様な路面で最高にスムーズな乗り心地が得られます。
電動ロードバイクに興味はありますか?
電動バイク(Eバイク)のパワーに気付き、自分のライディングエクスペリエンスに変化を加えているサイクリストが日々増えています。電動ロードバイクはルックスもフィーリングも通常のロードバイクと良く似ていますが、内蔵されているモーターとバッテリーがパワーを追加するため、必要なタイミングでスピードが得られます。電動ロードバイクはペダリングパワーが増幅するため、スピード自慢の仲間に追いついたり、走行距離の自己ベストを更新したり、急坂を難なくクリアしたりできます。簡単にまとめれば、ライディングがさらに楽しくなるのです。多くのライダーが電動ロードバイクのテストライドを終えた瞬間にその魅力の虜になっていますので、今度是非お試しください
ロードバイクの種類
その他に考えておきたいこと
フレーム素材
キャノンデールは50年以上に渡り世界最高クラスのアルミフレームを作り続けてきましたが、そのレガシーは今も続いています。現在はカーボンフレームが最高の軽さとパフォーマンス、アルミフレームが軽さとパフォーマンス、価格の優れたバランスを実現しています。
コンポーネント
キャノンデールのロードバイク用コンポーネントは、その価格におけるベストパフォーマンスを引き出すために選ばれ、組まれています。基本的にキャノンデールのバイクのドライブトレインコンポーネント(シフター / チェーン / ギア)にはシマノまたはスラムが採用されています。レースバイクとエンデュランスバイクの多くにはクランクにチェーンリング(またはギア)2枚、リアホイールにギア9枚〜12枚がセットされている2x(ツーバイ)ドライブトレインが採用されています。一方、フロントのチェーンリングが1枚でリアホイールにワイドなギアレンジがセットされているのが1x(ワンバイ)ドライブトレインで、こちらはグラベルやシクロクロスバイクで多く採用されています。高価格帯のモデルには電動式のドライブトレインがオプションとして用意されていますが、低価格帯のモデルではワイヤー駆動式のドライブトレインが一般的です。電動式のドライブトレインは変速のスピードと安定性を高めますが、近年のワイヤー駆動式のドライブトレインは熟成度が非常に高いため、見識のあるサイクリストの多くは今もこちらを選択しています。
ブレーキタイプ
キャノンデールの最新ロードバイクにはディスクブレーキが採用されています。これはハブ付近またはホイールの中心に位置するディスクローターをブレーキキャリパーで押しつけてブレーキをかけるシステムです。ディスクブレーキのメリットのひとつは雨天、晴天を問わずあらゆるコンディションで安定した制動力を発揮できる点です。また制動力は大きく、簡単にモジュレートしたり、効果的に使用したりできます。高価格帯のモデルには油圧式(ハイドロリック)のディスクブレーキが採用されていますが、低価格帯のモデルでは機械式(メカニカル)ディスクブレーキが一般的です。手頃な価格でハイクオリティなレースバイクを提供すべく開発されたCAAD オプティモは、リムにキャリパーを押しつけてブレーキをかけるクラシックなリムブレーキを採用している唯一のキャノンデール製ロードバイクです。
タイヤ
レースロードバイクには細くて空気圧が高い幅25mm〜28mm(約1インチ)のタイヤが装着されます。このようなタイヤはハイスピードが出せますが、ライディング時の快適度はやや下がります。エンデュランスバイクには基本的に幅30mm〜32mm(約1.25インチ)のタイヤが装着されます。空気圧は低めで、舗装路またはスムーズなグラベルでの快適なライディングを実現します。グラベルでのライディングはラフで揺れが大きいため、さらに幅が広い35mm〜50mm(約1.4インチ〜1.9インチ)のタイヤが必要になります。このようなワイドタイヤは空気圧をさらに下げることができるため、ダートやグラベルでのトラクションと衝撃吸収性能が高まります。大半のバイクは複数のタイヤサイズに対応していますので、スピードを追求したタイヤと快適性を追求したタイヤの両方を装着できます。タイヤのスペックを自分で調べたり、地元のショップで確認したりして、メーカーが指定する最大タイヤサイズを超えないようにしてください。
ホイール
ロードバイクの高価格帯モデルを見ていくと、低価格帯モデルに採用されているアルミリムの代わりにカーボンリムが採用されているモデルがいくつか存在することに気が付くはずです。カーボンリムのメリットには軽量性や高強度、リムハイトとプロファイルの豊富な種類などが挙げられます。その最も安価な入手方法は、カーボンホイールをデフォルトで装着しているバイクを購入することですが、キャノンデールでは ホログラムカーボンホイール を別途販売していますので、あなたの好きなタイミングでホイールをアップグレードすることもできます。
ロードバイクのカテゴリー
キャノンデールのロードバイクには5つのカテゴリーが存在します。各カテゴリーに多種多様なモデルが用意されていますので、あなたとあなたが求めるライディングに最適なロードバイクが必ず見つかるはずです。
キャノンデールのレースバイクは、空力性能に優れた世界最速のロードバイクとして知られるシステムシックスと超軽量カーボンフレームを採用しているスーパーシックスエボが主力モデルです。また、最先端のCAAD13や低価格ながら驚きのパフォーマンスを誇るCAAD オプティモを含むワールドクラスのアルミフレームバイクも揃っています。
キャノンデールのグラベルバイクの種類は世界最多に近く、超軽量・超高速のスーパーシックスエボSEから革新的なサスペンション、キングピンを採用しているトップストーンカーボン、アドベンチャーに最適なトップストーンまでを取り揃えています。
最適化された空力がスピードを呼び込むスーパーシックスエボCXからベストセラーのCAADXまでを含むキャノンデールのシクロクロスバイクはコースでの妥協のないパフォーマンスとデイリーユースの両方に対応できる万能性を誇ります。
キャノンデールのEロードバイクは異なる特徴を持つモデルに分かれていますので、あなたが走りたい路面を問わず最適なモデルが見つかるでしょう。シナプスネオはエンデュランスロードバイクと同じパフォーマンスと快適性を約束します。グラベルを好む方にはキングピン サスペンションによって荷重を感じずスムーズにバンプをクリアできるトップストーンネオカーボンがおすすめです。
その他に必要なもの
ライディングに不可欠なアイテムを探している方、または具体的な目的に合わせてバイクをカスタマイズしたい方のために、キャノンデールはライディングが待ち遠しくなるアクセサリー群を各種取り揃えています。ヘルメット、ボトルケージ、ボトル、ポンプ、マルチツール、バッグなど、安心してライドを楽しめるようになるギアとアクセサリーのラインアップをご覧ください。