This is Italy’s Backcountry
イタリアにあるジェノバ郊外からやってきたライダーたちの、Eマウンテンバイクで500kmに及ぶ不整地を進む物語
記憶のなかにいる友人。もうこの場所にはいない友人。スタート地点。フィニッシュ地点。そしてバイク。
今回の旅にまつわる情報は、以上でした。
イタリア北西部沿岸のジェノバから西へ約1時間のフィナーレ・リグレを拠点とするマウンテンバイク・シャトルサービス「バックカントリー・フィナーレ」のスタッフが、本拠地から北へ約500kmのリヴィーニョまでマウンテンバイクで走るという計画をしていました。
キャノンデールはこのプランを耳にし、サポートすることを決めたのです。谷をいくつも越え、川を渡り、連続するアルプスの峠を越え、埃と鹿しか住んでいないような廃墟と化した山村に巡らされた古いトレイルを横断する。人里離れた場所で延々とバイクに乗り続けるのだから、とんでもなく高性能なEマウンテンバイクが必要でした。そこで、キャノンデールから最新のモテラネオLTを提供したのです。
5人で形成されたこのグループは、この世を去った友人を偲びつつも、これから始まる壮大な物語へ胸を躍らせていました。亡くなった彼は、マウンテンバイク経験もほとんどない好奇心旺盛な若い地理学者でした。彼は、廃村とも言えるようなイタリアの田舎の森林再生に多くの時間を費やしたのです。彼のモノの見方は、今回のグループの仲間たちにとってまったく新しい知見や歴史の見方をもたらしてくれたのです。
バイクが走り出すとともに、カメラも回り始めました。こちらをご覧ください。
Exploring Italy’s Trails Less Traveled
「旅に出ること、外で眠ること、気持ちよくダウンヒルすること、出会った人々と楽しく時間を過ごすこと、体力回復のためしっかり食事をとること、自分たちの生き方を分かち合い、私たちのすることやなりたい姿のすべてに刺激を与え続けてくれる友人たちを思い出すこと。」
バックカントリー・フィナーレ